2012年8月アーカイブ

世界で勝てるサービス?    

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今から10年程前に、僕はシリコンバレーのベンチャーキャピタルであるDraper Fisher Jurvetson(以下DFJ)のシンガポール法人で働いていました。1999年にグローバルファンドを立ち上げた当VCは、シリコンバレー、ロンドン、そしてシンガポールから世界各国の会社に投資をしていました。

 

彼らの投資方針は世界で一番になれるネットサービス。世界で一番といっても色々な定義があるかと思いますが、ざっくり明快に言うととにかく「世界」で「一番」になれる会社というのが投資基準でした。

 

当時DFJのベンチャーキャピタリストは全世界で20名弱でした。日本人は僕一人。

 

シンガポールオフィスは3人しかベンチャーキャピタリストがいなかったので、アジア各国の案件をみんなで担当するのですが、日本の投資案件は当然のように僕が担当していました。

 

日本でのプレゼンスはそれほどなかったので、それ程投資案件は多くありませんでしたが、結局一件も投資委員会に諮ることはしませんでした。

 

すごく当たり前なのですが、日本の会社は日本語でサービスを提供します。するととたんに世界で一番にはなれなくなってしまうのです。欧米の会社は当然英語でサービス提供するので、サービスの対象がそもそも世界中の英語人口になります。サービスの対象人口がそもそも違うのです。

マーケットを意識しているしていないの問題以前に。中国で最大の検索サービスの会社になったBaiduに投資をしていましたが、中国語オリエンテッドなサービスではあるものの、中国語人口を考えると世界で一番と言っても良い(Googleが中国で上手くいっていなかったのもあり)会社になるポテンシャルを持っているという判断ですね。

 

当時ファンドから投資をしていたBaiduSkypeのもの凄い成長スピード、スケールの違い、そして日本企業に投資することが出来なかったという経験が、今僕が何とかmotionBEATで本当の意味で世界で使われるサービスを作りたいと心底思う源泉になっています。

 

時代は変わり、スマートフォンが普及し、そのプラットフォームがグローバルになっています。

これだけ肌身離さず日常的に使うデバイス。でもPCより小さいデバイス。よって言語依存度が低く、とにかく使いやすいユーザーインターフェースが求められる世界。

 

例えばYahoo! Japanのサイトをインド人がインドから使うことというのは全くあり得なかった訳ですが、スマートフォンの世界だと、例えばLINEのように日本から生まれたサービスでも世界中にユーザーを広めるサービスが出てきています。

 

スマートフォンを通じたサービス事業者にとっても、僕たちのような広告事業者にとっても、モノのデリバリーを伴わず、これだけ一気にグローバルな環境が整った中でサービスを提供出来る機会というのは、歴史を紐解いてもかつてない機会だと思っています。

広告事業においては、人類史上(大げさな表現にはなりますが)初めて、本当の意味で

グローバルな広告機会を目の前にしていると思っています。

 

今年の4月より当社でも海外事業部を設置しました。海外のSSPDSP事業者との連携、

海外のトレーディングデスクや広告代理店との連携を一気に加速して行きます。

 

ということで、全世界よーいドン!で一気に拡大しているスマートフォン広告市場で

パラダイムシフトを起こし続けて行きたいと思います。



Adstirの今    

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久々に、というか初めて広告プラットフォーム事業の現状についてブログで書きます。今日は当社がリリースしているスマホSSPSupply Side Platform)である「Adstir」視点からです。

 

昨年9月にアドネットワークのスイッチングを最適化する仕組みとしてスマホメディア(ウェブとアプリの両方)事業者さん向けに提供を開始しました。

どのアドネットワークで広告を配信するのが一番広告効果を最大化できるのか、というのを監視しながら実際に最適化を容易にする機能に加え、アドサーバー機能を持って世に出したサービスです。

 

そしてこの4月より当社のDemand Side Platformである「Bypass」がリリースされたことで、アドネットワークのスイッチング機能+アドサーバー機能に加えて、RTBReal Time Bidding(1による広告配信が可能になりました。

 

PCの世界でちょっとずつ拡大しつつあるRTB市場。リアルタイムで、枠ではなくインプレッション単位での広告入出稿が可能になる訳ですが、スマホにフォーカスをしたRTB機能としては日本では当社が先んじてスタートしました。

 

スタートして約4ヶ月が経ち、現在Adstirでは35億から40Bid程のトラフィック量になってきています。

SNSサービス1社の月間トラフィック量と同じかちょっと越えるぐらいになりました。

その中で、スマホRTB広告の現状をお話しすると

 

CPM(2100円以上の入札も行われている

・メディアさんとしてCPMを高める上ではCTR(3が重要

RTBはメディアの価値が多角的に評価され、その価値と同等の対価が得られる

・アドネットワークによる広告収益が年初からみて下がってきているメディアさんもある中でRTBという新しい広告収益手法はタイミングとしては合っている

・いままでアドネットワークでは特定の広告クライアントが多かったが、RTBでは多種多様なクライアントが出稿してきている

・特にPCRTB広告出稿しているクライアント(ECや不動産・人材等)が一気に出稿をスタートしている。逆に、CP(4系の出稿主はまだ少ないかもしれない

・スマホ広告市場を牽引していたアドネットワークの単価が不安定になっている状況からか「スマホRTBを一度試してみたい」という声が弊社営業に寄せられている

・弊社では35億から40bid程になってきているが、上記市場の流れからアドネットワークへ「広告枠」を預けていた今までの形式からRTBアドプラットフォーム事業者へ「入札在庫インプレッション」として預ける形式がさらに増えて行くように思える

CPC(5広告とRTB広告をうまく活用して、メディアのマネタイズ最大化に成功させるメディアが今後多く出てくると思う

・ただ媒体によってはCPC広告が合う場合もあり、またRTB広告が合う場合もある、まずはどちらも試して収益評価を行い、 最適なマネタイズ構造へ再設計していく事がベターなのでは

 

とまあ初めて4ヶ月ですが、試行錯誤や課題がありながらも日々RTBによる広告取引がどんどん、どんどん伸びてきているのが現状です。

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当然スマホの台数が増え、スマホのトラフィックが増えている中で当然ですね。また広告主の皆さんも、スマホを重要なデバイスとして捉えている以上、広告出稿額が増えるのも当然です。

 

メディアさんにとっては広告収益を最大化する選択肢として、そして広告主さんにとっては届けたい人に届けたい情報を届けてより広告効果を高める選択肢としてのRTB

 

PCやガラケーとは異なる成長を遂げてきたスマホ広告市場において、その他のアドネットワークやリワードといった広告商品と合わせてRTB市場どう成長をさせて行くか。また更にスマホであることを最大限に生かした広告モデルが今後どう発展し、どういう形になるのか。

スマホRTB広告No.1を実現しつつ、新たなモデルの追求をし続けて行きたいと思います。

 

どこかのタイミングで今度はDSPについて書いてみます。


2.png

1: RTB    Real Time BiddingRTB 広告とは、広告の買い手(広告主、出稿主)が、メディア(媒体)の広告枠を入札形式でインプレッション毎に買い付けを行う広告技術

 

2:CPM    Webサイトの広告掲載料金の単位の一つで、掲載1000回あたりの料金。これに掲載対象ページの閲覧数(ページビュー)を乗じて1000で割ったものが広告掲載料金となる。 

 

3: CTR    インターネット広告において表示された広告がどれだけクリックされたかを表す値のことである。単にクリック率と呼ばれることも多い。CTRは、広告がクリックされた数を、広告が表示された回数(インプレッション数)で割ることによって導くことができる


4:CP   コンテンツプロバイダーの略

 

5:CPC   ネット広告の掲載料金の単位の一つで、クリック1回あたりの料金。Webページメールに掲載したテキスト広告バナー広告などがクリックされ、顧客サイトに訪問者が訪れるとCPC1回分の料金が発生する。

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ad:techは、マーケティングに携わるビジネスリーダーに向けて「デジタル時代おけるマーケティングのベストプラクティス」を提供する世界8都市で開催さる世界最大級のデジタルマーケティングイベントで、全世界のマーケターの注を集めています。
弊社でも今年4月にサンフランシスコに出展し、海外の事業者からの問い合わせ劇的に増えました。引き続きロンドン、ニューヨークにも出展する予定です。

そのad:techが今年も10月末に東京で開催されます。

実は昨年の10月に開催されたad:tech Tokyoで初めてパネリストをつとめまして、そして今年も2回目のパネリストとしての登壇をします。


前回は広告ビジネスにおけるビッグデータの取り組みがデーマのセッションでしが、今回はモバイルアドテクノロジーに関するセッションでの登壇となります。

まさに、今弊社が全力投球中の事業領域です。実際に事業でやっているので面白データや統計等を交えて、モバイル広告の今とこれからを話したいと思います。まだ他の登壇社の方々が分からないのですが、同じ領域の方々とディスカッションできるのを今から楽しみにしています。

僕は金融機関でキャリアをスタートした訳ですが、今はこうやってデジタルマーティングに関するイベントに登壇させて頂く機会を頂戴している訳で、つくづ人生は先がわからず本当に面白いものだと思います。

僕の会社も今は色々なバッググラウンドを持った人たちが集まってきています。
彼らと一緒に新しい広告の形、マーケティングの形を世の中に問い、一石を投じ行くことをし続けて行ければと思います。

ちなみにad:tech Tokyoの招待者コードを頂いています。ディスカウントでパスが手出来るそうなので、ご興味ある方はこちらからどうぞ!!

登録フォーム:http://bit.ly/M3NTbN   

20%割引コード: adtech12FAeUQZC2

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