2012年10月アーカイブ

更なる飛躍に向けての挑戦    

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非常に長いエントリーになりますが、弊社の株主の皆様、取引先の皆様、従業員やそのご家族、
全てのステークホルダーの皆様にとって非常に重要な意思決定をしたので、その意思決定に
至った経緯や今後の展望につき、社長としての僕の想いを書かせて頂きます。

本日プレスリリースにて開示致しましたが、本年12月6日の臨時株主総会における承認をもって、
株式会社スパイアと合併する旨の決議を致しました。

スパイアが現在注力しているスマホメディア事業とトレーディングデスク事業、
そして弊社がこれまで行って来たモバイル広告代理事業及び現在注力して立ち上げている
広告プラットフォーム事業とメディア事業。

両社の持つ事業及び強みが力強く補完若しくは連携させることで、一つの会社として単体では出来なかった
大きなチャレンジが出来ると考え、今回の合併の意思決定を行いました。

合併後の新会社は、スマホメディア事業、広告プラットフォーム事業、そしてトレーディングデスク
事業の3事業を成長コア事業領域として定め、それぞれ日本においてNo.1のポジショニングを狙い、
かつ、3つの事業を連携させることでバリューチェーンが拡大し、強力な成長エンジンになると考えています。

2010年12月に当時子会社であったフラクタリストを吸収合併し、それ以降、スマートフォンという
新しいインターネットデバイスの普及に向けてスマートフォン広告事業の構築に邁進して参りました。

当社は、昨年の9月よりスマートフォンメディア運営者が広告収益を最大化するためのSupply Side Platform
(SSP)としてのAdstirをリリースし、本年4月より広告主向けのDemand Side Platform(DSP)
であるBypassをリリースし、そして国内初のスマートフォン向けReal Time Bidding(RTB)取引を
開始致しました。

RTB取引を始めて約半年が経ち、ガラケーの広告代理事業の落ち込みをまだ補い切れてはいないものの、
DSP並びにSSPの広告プラットフォーム事業は順調な立ち上がりを見せ、毎月150%〜200%増という
ペースで当該事業の売上高も増えて来ています。

一方で、業績として現れる数値以上に強い危機感を常に抱いていました。

このブログで何度も書いて来ていますが、今インターネットの世界では大きなプラットフォームの
転換期を迎えています。

PCとガラケーという2デバイス時代から、スマートフォンやタブレットの普及により、人々の
インターネットの使い方が大きく変わろうとしています。

また、ソーシャルメディアや新しいコミュニケーションツールの普及により、人々の
コミュニケーションの取り方も大きく変わりつつあります。
そのような中、日本そして世界におけるインターネットビジネスの世界では、強い会社に
人、資金、情報といった経営資源が集中する、Winner takes allな潮流が加速していると考えます。

以前のPCやガラケーが主たるデバイスだった時代においては、メディアはメディア、CPは
CP、広告代理店は広告代理店、広告事業者は広告事業者、と棲み分けが成立し、全ては足し算で
市場が構成されていました。

しかしスマートフォンが普及しつつある昨今の市場環境下では、メディア、コンテンツプロバイダー、
サービスプロバイダー、ゲームベンダー、そして広告事業者は広告事業者で各商品毎といった
事業領域の垣根がどんどんなくなり、どこかの領域で強みを持った会社が他のドメインにも事業を
拡げ、乗算的にビジネスを強化して行く流れが加速しています。

このような環境下で、競争に勝ち抜き、社会により大きな価値を提供して行くために、
現状の延長線上ではなく非連続な成長を、よりスピーディーにより力強く遂げて行く必要性を
強く感じていました。市場に対する期待感と共に大きな危機感として。

そのような危機感がきっかけとなり、今回、スパイアの経営陣の皆様と夏以降、共に事業を
取り組んで行く可能性、そして統合した場合の成長戦略につき協議を重ね、両社でより大きな
成長に向けた道程を共に歩みたいという想いが合致し、今回の決議に至りました。

スマートフォンという新しいデバイスが普及する中で、未だに本当の意味でこのマーケットで
成功している企業というのは存在していないのではないかと思っています。まだまだユーザーの
生活スタイルは変化を遂げ、このデバイスを使った新しいビジネスモデルや広告市場の確立という
ものはまだまだこれからだと思っています。

そのような環境下で、両社がそれぞれこれまでモバイル領域で築いて来たノウハウ、開発力、
事業資産を集結し、徹底的に投下することで、日本におけるスマートフォンマーケティングの
No.1企業に、そして日本を代表するインターネット企業になりたいと思います。

スマホメディア並びに広告事業を通じて、社会を動かすようなサービス作り、価値の提供というものを
実現し、インターネット産業を牽引する企業になる、という強い信念を持ち、両社のメンバー全員で
力を合わせて事業に取り組んで行きたいと考えています。

実際に合併して一つの会社として動き出すのは12月6日に予定されている臨時株主総会での決議を
経て、2013年からということになりますが、今から両社のメンバーみんなと一つの会社として
この冒険に向けて歩み出すのを心より楽しみにしています。

新会社の社名となる「ユナイテッド(UNITED)」には、「結ばれた」、「団結した」という意味が
あります。二社の連合により、前向きな同調作用による、共鳴・共振を起こして行きたいと思います。

共に社会に変革をもたらして行きましょう。宜しくお願いします。

本日平成25年3月期中間期並びに通期の業績予想の修正に関する開示を致しました。

期初に発表させて頂きました業績予想を大幅に下回る修正となり、株主の皆様を
始め、関係各位にご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

本ブログにて補足並びに現在の事業の進捗につき説明をさせて頂きます。

当社の実態をご理解頂くために、まずは当社の売上構造からご説明させて頂きます。

現在の当社の売上は、大きく下記の6事業より構成されています。

・インターネット広告代理事業(モバイル領域は自社、グループ会社を通じてPC領域)
・インターネット広告プラットフォーム事業(モバイル領域は自社、グループ会社を通じてPC領域)
・SEO事業(自社)
・コンシューマー向け事業(自社)
・投資事業(自社)
・インキュベーション事業(グループ会社)

今回の業績予想の下方修正をさせて頂きました主な要因は、当該リリースにも記載されておりますが、

・売上の構成比率が一番大きいインターネット広告代理事業において、フィーチャーフォン(ガラケー)の広告取扱いが当初計画を大きく下回ったこと
・インターネット広告プラットフォーム事業に含まれる比較的利益率の高いアドネットワーク事業が当初計画を大きく下回ったこと
・投資事業において、営業投資有価証券(上場株式)について、期前よりヘッジを通じて株価下落リスクに対応していたものの、一部未ヘッジ部分が対象株式の株価下落によって売却益が減少したこと
・現在注力して立ち上げているインターネット広告プラットフォーム事業(スマートフォン広告プラットフォーム)で圧倒的ポジショニングを獲得すべく先行投資を行ったこと

に起因しております。

どのような理由があるにせよ、計画を達成出来なかったことに社長として強く責任を感じております。

既に携帯電話の出荷台数の過半がスマートフォンとなり、今後もスマートフォンユーザーは増え続けることは間違いありません。
また、フィーチャーフォン時代と比較し、サービスやコンテンツの多様化が進み、消費者の利用頻度、利用時間は継続して上昇し、
ユーザーの意思決定へのインパクトが強いデバイスに確実になって行きます。

その結果、広告市場もフィーチャーフォン時代のコンテンツプロバイダー中心の広告主構造から、コンテンツプロバイダーに加えて、
アプリケーションベンダー、コマース事業者、不動産や人材等の生活情報事業者、金融機関、そしてブランド広告主と一気に多様化
して行くことが想定されます。また、スマートフォンメディアも多様化が進み、非常に大きな媒体とロングテールの媒体の二極化が
はっきりしていくことが予想されます。

即ち、ユーザーの利用シーンの多様化、広告主の多様化、そしてメディアの分散というものがスマートフォン市場で今後大きな波と
して押し寄せてきます。

その際には、これまでの従来型の広告モデルではなく、テクノロジーが鍵となる分散化・ネットワーク化された広告市場が中心に
なることは間違いありません。

今年の4月より当社が立ち上げているスマートフォン特化型RTB(広告主向けのDemand Side PlatformであるBypass、
メディア向けのSupply Side PlatformであるAdstirとそれらの接続による新たな広告モデルであるReal Time Bidding)につきまして、
現在ご利用頂いている広告主が100社を超え、Adstirを導入頂いているメディアも2,000を超えました。
立ち上げ当初の4月にはまだまだ小さかったRTB売上高も毎月150%〜200%程度の成長率で上昇し、弊社売上高においても影響力のある
数字規模(2012年9月時点で連結売上高の15%程度)にまで成長して参りました。

来るべく新たなスマートフォン市場において、当社は圧倒的ポジショニングを構築すべく、
今後もスマートフォン広告プラットフォームの構築と更なる成長のための自社サービスの構築に経営資源(安定的な財務基盤、
モバイル領域における知見や強みのあるメンバー、広告テクノロジー、ネットワーク)の選択と集中による積極的な投資を行い、
様々な施策を打ち、更なる大きな成長に向けて全社員一丸となって邁進して行きます。

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