2016年2月アーカイブ

キラメックス株式会社の子会社化について    

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本日2016年3月期第3四半期決算とあわせて発表致しましたが、この度、キラメックス株式会社の
株式の取得ならびに株式交換を通じて100%子会社化する旨の決議を致しましたので、ブログでも報告します。



キラメックス社はプログラミングに特化したエンジニア志望者向けのオンラインスクール「TechAcademy(テックアカデミー)」
を主たる事業としています。これまでインターネット関連上場企業をはじめとする100社7,000名以上の教育実績を持ち、
高い評価を得ております。



創業は2009年。フラッシュマーケティング事業を行っていましたが、その後、プログラミング教育事業に事業内容を
転換し、そこから現在の主たる事業であるオンラインスクールにビジネスモデルをシフトされてきました。

そうしたピボットを含め、市場環境の荒波にもまれながら、ここまで事業を育ててこられたキラメックス社の役職員の
みなさんに心から敬意を表します。そしてオンラインスクール事業のビジネスモデルを確立し、一気にこれから伸ばそう
というタイミングで、ユナイテッドをそのパートナーとして選択してくれたことに心から感謝すると共に、
これからの急速な成長を目指し、共に長い道のりを皆さんと歩んでいけることをとても楽しみにしています。


ユナイテッドはこれまでスマートフォンアプリ事業とアドテク事業を中核事業と据え、成長を遂げてまいりました。
それぞれまだまだ成長途上にあり、さらなる発展に向け積極的に投資を行っています。

一方で、もう一段の成長を遂げていくためにはこの二事業領域以外にも目を向け、将来の中核事業となり得るような
新規事業への挑戦も非常に重要な経営課題だと考えています。

もちろん、そうした事業の種を自らの手で作り上げていくことも継続して取り組んで参りますが、
今回のように成長過程にあるスタートアップ企業と手を組むことも一つの意義のある選択肢として
ユナイテッドの経営陣で調査ならびに議論してまいりました。


以前よりキラメックス社の村田社長とは面識がありましたが、その過程で彼との再会がありました。

今回ユナイテッドがキラメックス社の子会社化を意思決定した理由と致しましては、大きく下記の3点があります。


<1.未成熟かつ発展可能性の高い市場>

昨今、国内のIT/通信エンジニアの有効求人倍率は上昇傾向が続いており、2015年は約3倍の水準となるなど
(出所:2015年11月株式会社インテリジェンス「転職求人倍率レポート」)、エンジニアの人材不足が
顕著となっています。また政策的にも英語教育の義務化に加えてプログラミング教育の重要性が謳われています。

そのような環境下においても、現時点ではエンジニアになるためにスタンダードと言えるような学習手段が
確立されていない現実があります。そういう意味で非常にポテンシャルのある市場だと考えました。


<2.スケーラビリティを持ったビジネスモデル>

この非常に成長が見込まれる市場において、インターネットを最大限活用したプログラム設計を
実装しているのが「TechAcademy」です。最適化されたカリキュラム、開発環境、チャット、
ビデオチャットによるメンタリングなど、場所や時間に制約を受けず、非エンジニアがエンジニアになる
プロセスを短い時間で実現させる仕組みを構築されています。この仕組みは現在提供しているコース以外にも
適用可能であり、「講座数」×「受講者数」の掛け算をどんどん大きくしていくことで事業をスケールしていくことが可能です。

これまで数多くのE-Learning領域の企業を見てきましたが、その中ではかなりユニークで拡張する可能性を
感じるビジネスモデルだと考えています。

また、地域やバックグラウンドを問わず学習可能なプログラムであり、日本全国のエンジニア志望者に対し、
成長機会の提供を可能にする大きな社会的意義を持った事業だと考えます。


<3.優秀なメンバーとユナイテッドとの補完関係>

社長の村田さんをはじめ、営業、開発、デザイン、プロモーション、サポートと少人数ながらも各人が
オーバーラップしながら仕事を行い、スタートアップらしいとても魅力的でハングリーなチームです。

そこにユナイテッドでサービス開発やオンラインプロモーションに携わってきたメンバーとノウハウが
加わることによって一気に事業成長を加速できると考えています。


ユナイテッドは自身も経営統合を通じて事業を拡大してきた経緯があり、
このようなM&Aにもその経験やノウハウを最大限に生かし、
新たにユナイテッドグループの一員に加わってくれたキラメックス社の皆さんにも今まで以上に事業を大きくする喜びを感じて
もらえるものと信じています。


「日本を代表するインターネット企業になる」
というビジョンの実現に向けて、その仲間が増えたことを心から嬉しく思います。
これからも中核事業を創り、伸ばし、そしてそれを実現する組織を作るということに今後も全力で走り続けていきたいと思います。


村田さん、金子さん.jpg

2016年3月期第3四半期の決算について    

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本日、2016年3月期第3四半期の決算発表を行いましたので、このブログでも概要を説明します。


<決算サマリー>

第3四半期(累計)の決算サマリーと致しましては、以下の通りです。

・連結売上高:  8,025百万円(前年同期比32%増)
・売上総利益:  2,812百万円(前年同期比85%増)
・営業利益:   1,320百万円(前年同期比501%増)
・経常利益:   1,485百万円(前年同期比216%増)
・当期純利益:  1,403百万円(前年同期比98%増)

前年同期と比較して第2四半期から継続して大幅な増収増益で着地致しました。

第2四半期同様、投資先の上場に伴うファンド運用益が増益に貢献しましたが、
第3四半期の決算において特筆すべきことは、ユナイテッドの注力事業の一つであるアドテク事業の
急成長です。


2015年7月30日に行いました業績予想の修正においてご説明した通り、今期は投資先の上場に伴い
インベストメント事業において大幅なキャピタルゲインが発生したことにより、期初の業績予想を
大きく上回る修正予想を発表する一方で、インベストメント事業で創出した利益を
スマートフォンアプリ事業において事業構造転換として取り組んでいる積極投資サービス
(「CHEERZ」並びに「ネイティブソーシャルゲーム事業」)、
そしてアドテク事業に積極的に投資を行う旨の意思決定を行いました。

その事業成長に向けた取り組みが着実に結果となって表すことができた四半期になったと
言えます。


<アドテク事業について>

今回のエントリーでは大きく成長を遂げたアドテク事業から説明致します。

第3四半期累計で前年同期比31%増収となり、四半期推移でみると前年同四半期比64%増収、
前四半期比でもなんと52%の増収で着地を致しました。

これまでも継続的かつ順調に成長を遂げてきたユナイテッドのアドテク事業ですが、
第3四半期においてまた一段と大きく事業のステージを切り替えるような成長が実現できたと
考えています。

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ユナイテッドのアドテク事業は下記の3つの戦略に基づいて取り組んで参りました。


①成長市場のスマホ領域に特化

言うまでもなく成長するスマホ広告市場。ユナイテッドは業界に先駆けていち早くスマホ特化型の
自社広告プラットフォームであるDSP「Bypass」とSSP「AdStir」をリリース致しました。
リリース後約4年弱が経ち、広告配信システムの改善、ロジックの最適化、ノウハウの蓄積、
広告在庫の増大を行い、先駆者として市場の成長の波とともに拡大してまいりました。

②オープンプラットフォーム戦略

2012年4月のサービス開始以降、「Bypass」と「AdStir」はオープンプラットフォーム戦略をとり、
他社様が提供する数多くのSSP/DSPとの接続を積極的に推進してきました。広告効果を優先し、オープンな
取引を行うことで、競争力のあるプロダクトに成長してきました。市場拡大に加え、他社様のDSP/SSPが
成長すると自社のSSP/DSPも成長を遂げるという好循環なエコシステムを構築することができております。

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③一気通貫のサービス体制

ユナイテッドのアドテク事業はDSP、SSP、そして広告代理事業の3つのレイヤーから
構成されています。広告主様、メディア様、そして他の広告代理事業社様と一気通貫で
直接やり取りができ、多面的な観点から機能開発・改善、そして各取引先様への
価値提供が実現できます。また、新機能のテストや効果検証が自社で迅速に完結して
行えます。

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これらの戦略が功を奏し、アドテク事業全体がプラットフォームとして成熟し、
市場拡大とともにこの第3四半期に力強い成長を遂げることができました。

第4四半期は広告需要期ということもあり、今後も継続して成長を見込むとともに、
来期以降の成長に向けた様々な施策をしっかりと打ち出していきたいと考えています。


<スマートフォンアプリ事業について>

昨年度まで当社のスマートフォンアプリ事業の収益の柱であったアフィリエイトメディア事業を
はじめとした短期的に収益を生み出すアプリ群から、中長期的に大きく成長が見込めるアプリ事業群
(積極投資サービス:「CHEERZ」や「ネイティブソーシャルゲーム」)への積極的な事業構造転換を
継続的に行って参りました。

第3四半期累計で前年同期比23%の減収となり、四半期推移でみると前年同四半期比22%減収となりましたが、
前四半期比では14%の増収と、積極投資サービスの事業成長に伴い下降トレンドから反転し、増収トレンドに
入ったと認識しています。第4四半期以降も引き続き増収を計画しています。

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2016年3月期上半期に事業構造の転換を図り、計画通り積極投資サービス(「CHEERZ」並びに
「ネイティブソーシャルゲーム」)中心の売上構成へ移行を進めております。

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その中でも出資先であるワンダープラネット社との共同事業であるネイティブソーシャルゲーム
「クラッシュフィーバー」は昨年7月のサービス開始以降、着実にゲームバランスや課金要素の改善が進み、
収益化が進展しております。

2016年1月には150万ダウンロードを突破致しましたが、非常に高いアクティブ率を誇るゲームに育ってきて
おります。プロダクトの改善が進んだことで、課金率やDARPU(1日あたりのユーザー平均課金額)の上昇に
伴って広告費の回収確度が高まってきております。今後もサービスの改善やユーザーの動向を鑑みながら、
状況に応じて積極的なプロモーション施策を検討・実施して参る所存です。

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また子会社であるヒッポスラボ社が提供する「モンスタービート」についてはプロダクトの改善を継続するとともに、
来期リリース予定のクリエイティブフロンティア社との共同タイトル「アイドルコネクト」の開発を推し進めるなど、
ネイティブソーシャルゲーム事業での投資を継続してまいります。
 

CHEERZにつきましては継続してサービス拡充を優先しながら、「コアユーザー数×カテゴリー増」による
収益増を目指し、積極的に事業成長に取り組んで参ります。

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第3四半期は短期収益型のアプリ事業群から積極投資サービス中心の事業構造への転換の足がかりをつかんだ
四半期だったと考えています。「CHEERZ」や「ネイティブソーシャルゲーム」など、中長期で爆発的な成長を
遂げられるようなアプリ事業群へのシフトを第4四半期以降さらに加速できるよう邁進していきます。


<今後の事業方針について>

2016年3月期も最後の第4四半期を残すのみとなりました。今期は注力事業であるアドテク事業の成長と
スマートフォンアプリ事業の事業構造の転換に注力してきた1年でした。

一方で来期以降の成長を見据え、ユナイテッドの喫緊の経営テーマとして本年より
「中核事業の量産」
と、それを実現するための
「リーダーシップ人材の早期育成」
を掲げています。

その取り組みの一環で、本日併せて発表致しましたが、キラメックス社ならびにSmarprise社の
子会社化を実施しました。キラメックス社の子会社化につきましてはこちらもご参照下さい。



ユナイテッドはこれまで経営統合を経て、事業ポートフォリオを拡充するとともに、自ら新しい事業を
生み出し成長させたり、投資先企業と連携して新規サービスを創出することを行ってまいりました。

引き続き注力事業であるスマートフォンアプリ事業ならびにアドテク事業を成長させるとともに、
今回のようにユナイテッドの築いてきたアプリ開発力、プロモーション力、そしてこれまで自らの経営統合を
通じて培った企業統合のノウハウを生かし、更に事業成長が見込める事業、そして優秀なメンバーを抱える
スタートアップに対するM&Aといった選択肢を含め、より一層の成長を志向していきます。


既存注力事業の一層の成長と、将来の中核事業となりうる新規事業の量産に向け、ユナイテッド一丸となって
引き続き邁進していく所存です。

引き続きご支援の程、よろしくお願い申し上げます。