本日2012年3月期第1四半期の決算発表を開示致しました。
このブログでも何度も書いていますが、今、当社を取り巻く環境は大きく変化しています。過去10年間続いたキャリア主導のガラケーマーケットからグローバルなスマートフォンプラットフォームへ急激に移行しまた、ソーシャルメディアの普及等により、トラフィックの分散化が進み、アドテクノロジーの進化がそれを支えて、広告市場全体が大きくシフトしようとしています。
そのような環境下で当社は、今後大きく二つの軸を持ち成長を遂げて行きます。
■広告「代理」事業から広告「プラットフォーム」へ
当社の現状の事業の柱である広告代理事業を広告プラットフォームへと大きくシフトし、事業規模のスケールアップを図ります。
スマートフォンの出現によって、これまでのガラケー時代の公式コンテンツプロバイダー中心の広告市場から、一般広告主を含めた非常に大きな市場に変化して行くことが想定されます。
またグローバルなプラットフォームであるスマートフォン上では、国境を越えたマーケティング活動が行われることになります。トラフィックも数多くのアプリやブラウザベースのサービスに分散、多様化し、アドクノロジーの進化によってインプレッションベースからオーディエンスへと価値が移行します。
これらの市場の変化を当社はいち早く捉え、自社で保有する技術力を最大限駆使し、広告主向けの統合型広告管理システム(DSP:Demand Side Platformの略)であるngi Ad Platform を先日リリースし、今後はメディア向けの広告収益最大化システム(SSP:Supply Side Platformの略)を近日リリースします。
これらの広告主向け/メディア向けプラットフォーム上で、アドネットワークやこれまで当社が培ったソーシャルグラフマーケティングをベースとしたソーシャル広告、SEO等の広告商材を提供し、広告主の効率的な広告配信とメディアの広告収益の最大化を実現する広告プラットフォームを構築します。
これまでインターネット広告はインターネットビジネスであったにも関わらず、純広告主導で市場が広がった結果、非常に労働集約的なビジネスになっていましたが、当社の広告ビジネスの知見とアドテクノロジーをもちいて日本の広告業界に一石を投じたいと思います。また、海外のアドネットワーク事業者等との事業提携を進め、グローバルな広告配信にも対応を進めて参ります。
■コンシューマ向けサービスの立ち上げ
現在のプラットフォームの変化(スマートフォンの普及とソーシャルメディアの台頭)を的確にとらえ、多くのユーザーにご利用頂ける、日常的に使われる、そして他にはない価値を提供するインターネットサービスを今期中に自社で立ち上げます。
これまで当社は広告事業が主な収益の源泉でしたが、それに匹敵する、そして将来的にはそれを上回る自社サービスを構築します。
これからこの二つの軸で、ngi groupはこの夏攻めて行きます!
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