今年も新卒採用シーズンが始まり、街中でもリクルートスーツを着た学生さんをよく見かけるようになりました。
色々なところで言われているところだし、様々な意見がいっぱいあると思いますが、人生の最初のキャリアを決定することが今まで以上に困難な時代になっていると思っています。
・現在の成長産業、成長企業は過去のそれらと比較して多くの雇用を生まない
・市場、リソース、人材のグローバル化、フラット化、最適化が進む
・焼き畑的に短期サイクルで市場やメインプレイヤーがシフトする
・プラットフォームとしてのトップかニッチトップしか生き残れない
少子高齢化を上回るスピードで事業領域のグローバル化が進み、もう一方で国内では中堅以上の社員がだぶついているため、国内の大学生の雇用機会は今後ますます減少していくことでしょう。
また、今まで優良企業だと思っていた会社が倒産したり、成長している企業の成長が急に鈍化したりというのは今後どんどん普通のことになってくると思います。
従って、機会自体が減っているにも関わらず、せっかくスタートしたキャリアもどこでどうブレーキがかかってもおかしくない時代に突入している訳です。
これは新卒社員に限ったことではありません。過去の継続的な経済成長をベースとした雇用環境が崩れ、グローバル化とシステム化が進んだ先進国における共通の変化として、我々が直面して行く現実と言えます。
でも変わらないこともあると思います。あくまで仕事を頑張って人生においてやりきりたいと思っている人という前提になりますが、自分で目標を決めて、自分でモチベーションを高めて、自分で工夫して、仲間の力をうまく引き出し、自分で反省をして、他人の意見を素直に聞き、それを自分でしっかり腹落ちさせて、自分のポリシーや改善案に落とし込み、それらを永遠と謙虚に繰り返せるかどうか。それが出来る人はいつの時代でも自然と評価されると思うし、本人も満足のいく仕事人生を送ることが出来るのではないかと思います。もちろん失敗することも成功することもありますが、繰り返していればいつかチャンスを掴めると思います。
重要なことは誰かに認められることを目的にしない。自分から動く。満足しない。というところでしょうか。
もちろん人生の途中で大きなキャリアチェンジをしたり、大器晩成という言葉があるように将来何があるかは分かりません。
しかし、若いうちにどれだけの挑戦をし、ヒリヒリするような思いをし、自分の力で道を切り開いていく力(癖とか習慣といった方が良いかもしれない)を身につけることができたかが、その人のビジネス人生においてとてつもなく大きなインパクトを持っていると思います。
今、ngi groupでは、他社に先んじてスマートフォン領域において広告プラットフォームを構築するという軸と、ユーザーの行動を生み出すような自社サービスを創出するという二つの事業軸に注力をしています。これらの取り組みのベースとなるスマートフォンのプラットフォームは既にグローバルなものになっているので、当然当社も世界規模で他社に先駆けて、より力強く事業構築をして行く覚悟です。
僕たちの挑戦はまだ始まったばかりです。まだまだ変化を遂げ、成長していかなければいけません。
この会社で新卒で入社してくれるメンバー含め、若い仲間にどれだけ多くのチャレンジを、大変な困難を、そして成長する喜びを、どこの会社よりも提供したいと思っているし、それを実現することが社長としての僕の非常に重要な役目だと思っています。みんなの成長なくして組織の成長はありません。昨日より今日、今日より明日。たとえ少しであっても挑戦し、変化をし、成長する自立した個人が結集した強い会社にしたいと思っています。
平和に安定した日々を送りたいのであればうちの会社は適さないと思います。仕事が辛い、環境が悪いと愚痴を言っているようならお勧めできる会社では到底ありません。まだ変化の途上ですが、どれだけチャレンジできる機会をみんなに提供出来るか、それを大切な大切な会社の指標として今まで以上に僕自身コミットしていきますし、共感してくれる熱い仲間を求めています。
一緒にngi gorupとインターネットの未来を創る仲間を。
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