2012.04.17

ラボを作ってみました

金子 陽三
代表取締役 兼 執行役員
金子 陽三

一時ネットベンチャーの多くがラボを作った時期がありましたが、それから何年か時を経て
僕たちもラボを作ることにしました。

正式な社名変更は6月からですが、先んじて命名は「motionBEAT Lab. 」 です。

何となく当時の印象が強いので、あえてラボという言葉は使いたくなかったのですが、
他に良い言葉が見当たらなかったのと、目的を考えるとやはりラボだなと。

で、このラボで何をするかというと。

当社は「インターネットユーザーの行動の起点となる」というミッションを掲げ、広告と
自社サービスを通じてそれを実現しようとしています。

しかし今のネット広告の形やウェブサービスって本当にユーザーの行動の起点となり得るに
十分な機能やインターフェースを持っているのだろうか、という大きなかつ原始的な
疑問を常に僕たちは抱えています。

例えばスマートフォンのバナー広告。当社も現在注力事業としてスマートフォンの広告
プラットフォーム作りに取り組んでいます。しかしあのバナー、ウザって思うこと
多いですよね?

でも統計的に若しくは確率的にユーザーさんにクリックして頂き、広告主にとっては
ユーザーの獲得、メディアさんにとっては収益機会となっている訳ですが、それはあくまで
非常に低い確率で起こる出来事に過ぎません。これではどんなにテクノロジーが進化して
効率が高まったとしても、いつまで経っても広告主さんにとって魅力的な広告機会には
なり得ないですし、メディアさんにとっても収益機会は増えないですし、そもそもユーザーさん
が嬉しくない。すなわち広告市場は絶対に大きくなり得ません。

本当の意味で、ユーザーさんにとって価値ある情報提供を、メディアさんにとっては
収益機会を、広告主さんにとっては広告機会を提供するためにはどうするべきか。

広告ビジネスに限らず、僕らが提供しようとしている自社サービスを考える上でも非常に
重要なことだと思っています。

ということで、本質的にユーザーさんが今どういう状況にいて、何を欲していて、
どういう形のインターフェースや導線で、情報を提供することが、一番ユーザーさんの
心に響き、意思決定をしたくなるのか、それを研究し、実践し、プロダクトアウトする
というミッションを持ってラボを設立することにしました。

ラボのリーダーには当社の技術開発部長の菊本さんに就任してもらいます。
(Blog:http://tech.blog.hisaju.org/
エンジニア中心に構成するチームになると思いますが、テクノロジーをベースに
今のネット広告市場を根本から覆すような取り組みをして行きたいと思います!

※こちらが技術開発部長の菊本です

motionbeatlab_20120418.jpg

ご意見・ご感想ございましたら、下記アドレスにお送りください。
press@united.jp
記事一覧へ
金子 陽三

OTHER ARTICLES