2012.10.09

業績予想の修正と事業の進捗について

金子 陽三
代表取締役社長COO
金子 陽三
本日平成25年3月期中間期並びに通期の業績予想の修正に関する開示を致しました。
期初に発表させて頂きました業績予想を大幅に下回る修正となり、株主の皆様を
始め、関係各位にご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。
本ブログにて補足並びに現在の事業の進捗につき説明をさせて頂きます。
当社の実態をご理解頂くために、まずは当社の売上構造からご説明させて頂きます。
現在の当社の売上は、大きく下記の6事業より構成されています。
・インターネット広告代理事業(モバイル領域は自社、グループ会社を通じてPC領域)
・インターネット広告プラットフォーム事業(モバイル領域は自社、グループ会社を通じてPC領域)
・SEO事業(自社)
・コンシューマー向け事業(自社)
・投資事業(自社)
・インキュベーション事業(グループ会社)
今回の業績予想の下方修正をさせて頂きました主な要因は、当該リリースにも記載されておりますが、
・売上の構成比率が一番大きいインターネット広告代理事業において、フィーチャーフォン(ガラケー)の広告取扱いが当初計画を大きく下回ったこと
・インターネット広告プラットフォーム事業に含まれる比較的利益率の高いアドネットワーク事業が当初計画を大きく下回ったこと
・投資事業において、営業投資有価証券(上場株式)について、期前よりヘッジを通じて株価下落リスクに対応していたものの、一部未ヘッジ部分が対象株式の株価下落によって売却益が減少したこと
・現在注力して立ち上げているインターネット広告プラットフォーム事業(スマートフォン広告プラットフォーム)で圧倒的ポジショニングを獲得すべく先行投資を行ったこと
に起因しております。
どのような理由があるにせよ、計画を達成出来なかったことに社長として強く責任を感じております。
既に携帯電話の出荷台数の過半がスマートフォンとなり、今後もスマートフォンユーザーは増え続けることは間違いありません。
また、フィーチャーフォン時代と比較し、サービスやコンテンツの多様化が進み、消費者の利用頻度、利用時間は継続して上昇し、
ユーザーの意思決定へのインパクトが強いデバイスに確実になって行きます。
その結果、広告市場もフィーチャーフォン時代のコンテンツプロバイダー中心の広告主構造から、コンテンツプロバイダーに加えて、
アプリケーションベンダー、コマース事業者、不動産や人材等の生活情報事業者、金融機関、そしてブランド広告主と一気に多様化
して行くことが想定されます。また、スマートフォンメディアも多様化が進み、非常に大きな媒体とロングテールの媒体の二極化が
はっきりしていくことが予想されます。
即ち、ユーザーの利用シーンの多様化、広告主の多様化、そしてメディアの分散というものがスマートフォン市場で今後大きな波と
して押し寄せてきます。
その際には、これまでの従来型の広告モデルではなく、テクノロジーが鍵となる分散化・ネットワーク化された広告市場が中心に
なることは間違いありません。
今年の4月より当社が立ち上げているスマートフォン特化型RTB(広告主向けのDemand Side PlatformであるBypass、
メディア向けのSupply Side PlatformであるAdstirとそれらの接続による新たな広告モデルであるReal Time Bidding)につきまして、
現在ご利用頂いている広告主が100社を超え、Adstirを導入頂いているメディアも2,000を超えました。
立ち上げ当初の4月にはまだまだ小さかったRTB売上高も毎月150%〜200%程度の成長率で上昇し、弊社売上高においても影響力のある
数字規模(2012年9月時点で連結売上高の15%程度)にまで成長して参りました。
来るべく新たなスマートフォン市場において、当社は圧倒的ポジショニングを構築すべく、
今後もスマートフォン広告プラットフォームの構築と更なる成長のための自社サービスの構築に経営資源(安定的な財務基盤、
モバイル領域における知見や強みのあるメンバー、広告テクノロジー、ネットワーク)の選択と集中による積極的な投資を行い、
様々な施策を打ち、更なる大きな成長に向けて全社員一丸となって邁進して行きます。
記事一覧へ
金子 陽三

OTHER ARTICLES