2012.10.17

更なる飛躍に向けての挑戦

金子 陽三
取締役 兼 執行役員
金子 陽三
非常に長いエントリーになりますが、弊社の株主の皆様、取引先の皆様、従業員やそのご家族、
全てのステークホルダーの皆様にとって非常に重要な意思決定をしたので、その意思決定に
至った経緯や今後の展望につき、社長としての僕の想いを書かせて頂きます。
本日プレスリリースにて開示致しましたが、本年12月6日の臨時株主総会における承認をもって、
株式会社スパイアと合併する旨の決議を致しました。
スパイアが現在注力しているスマホメディア事業とトレーディングデスク事業、
そして弊社がこれまで行って来たモバイル広告代理事業及び現在注力して立ち上げている
広告プラットフォーム事業とメディア事業。
両社の持つ事業及び強みが力強く補完若しくは連携させることで、一つの会社として単体では出来なかった
大きなチャレンジが出来ると考え、今回の合併の意思決定を行いました。
合併後の新会社は、スマホメディア事業、広告プラットフォーム事業、そしてトレーディングデスク
事業の3事業を成長コア事業領域として定め、それぞれ日本においてNo.1のポジショニングを狙い、
かつ、3つの事業を連携させることでバリューチェーンが拡大し、強力な成長エンジンになると考えています。
2010年12月に当時子会社であったフラクタリストを吸収合併し、それ以降、スマートフォンという
新しいインターネットデバイスの普及に向けてスマートフォン広告事業の構築に邁進して参りました。
当社は、昨年の9月よりスマートフォンメディア運営者が広告収益を最大化するためのSupply Side Platform
(SSP)としてのAdstirをリリースし、本年4月より広告主向けのDemand Side Platform(DSP)
であるBypassをリリースし、そして国内初のスマートフォン向けReal Time Bidding(RTB)取引を
開始致しました。
RTB取引を始めて約半年が経ち、ガラケーの広告代理事業の落ち込みをまだ補い切れてはいないものの、
DSP並びにSSPの広告プラットフォーム事業は順調な立ち上がりを見せ、毎月150%〜200%増という
ペースで当該事業の売上高も増えて来ています。
一方で、業績として現れる数値以上に強い危機感を常に抱いていました。
このブログで何度も書いて来ていますが、今インターネットの世界では大きなプラットフォームの
転換期を迎えています。
PCとガラケーという2デバイス時代から、スマートフォンやタブレットの普及により、人々の
インターネットの使い方が大きく変わろうとしています。
また、ソーシャルメディアや新しいコミュニケーションツールの普及により、人々の
コミュニケーションの取り方も大きく変わりつつあります。
そのような中、日本そして世界におけるインターネットビジネスの世界では、強い会社に
人、資金、情報といった経営資源が集中する、Winner takes allな潮流が加速していると考えます。
以前のPCやガラケーが主たるデバイスだった時代においては、メディアはメディア、CPは
CP、広告代理店は広告代理店、広告事業者は広告事業者、と棲み分けが成立し、全ては足し算で
市場が構成されていました。
しかしスマートフォンが普及しつつある昨今の市場環境下では、メディア、コンテンツプロバイダー、
サービスプロバイダー、ゲームベンダー、そして広告事業者は広告事業者で各商品毎といった
事業領域の垣根がどんどんなくなり、どこかの領域で強みを持った会社が他のドメインにも事業を
拡げ、乗算的にビジネスを強化して行く流れが加速しています。
このような環境下で、競争に勝ち抜き、社会により大きな価値を提供して行くために、
現状の延長線上ではなく非連続な成長を、よりスピーディーにより力強く遂げて行く必要性を
強く感じていました。市場に対する期待感と共に大きな危機感として。
そのような危機感がきっかけとなり、今回、スパイアの経営陣の皆様と夏以降、共に事業を
取り組んで行く可能性、そして統合した場合の成長戦略につき協議を重ね、両社でより大きな
成長に向けた道程を共に歩みたいという想いが合致し、今回の決議に至りました。
スマートフォンという新しいデバイスが普及する中で、未だに本当の意味でこのマーケットで
成功している企業というのは存在していないのではないかと思っています。まだまだユーザーの
生活スタイルは変化を遂げ、このデバイスを使った新しいビジネスモデルや広告市場の確立という
ものはまだまだこれからだと思っています。
そのような環境下で、両社がそれぞれこれまでモバイル領域で築いて来たノウハウ、開発力、
事業資産を集結し、徹底的に投下することで、日本におけるスマートフォンマーケティングの
No.1企業に、そして日本を代表するインターネット企業になりたいと思います。
スマホメディア並びに広告事業を通じて、社会を動かすようなサービス作り、価値の提供というものを
実現し、インターネット産業を牽引する企業になる、という強い信念を持ち、両社のメンバー全員で
力を合わせて事業に取り組んで行きたいと考えています。
実際に合併して一つの会社として動き出すのは12月6日に予定されている臨時株主総会での決議を
経て、2013年からということになりますが、今から両社のメンバーみんなと一つの会社として
この冒険に向けて歩み出すのを心より楽しみにしています。
新会社の社名となる「ユナイテッド(UNITED)」には、「結ばれた」、「団結した」という意味が
あります。二社の連合により、前向きな同調作用による、共鳴・共振を起こして行きたいと思います。
共に社会に変革をもたらして行きましょう。宜しくお願いします。
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金子 陽三

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