2016.09.29

〈社長対談〉 ユナイテッド金子 × Smarprise五十嵐

金子 陽三
代表取締役 兼 執行役員
金子 陽三
これまで、主に決算発表に関する内容や事業に関する内容を元に執筆を行って参りました本ブログですが、
より幅広い方々にユナイテッドの事をご理解頂きたいと思い、今後は様々な角度からのブログの更新も行って参ります。
今回は、今年2月にユナイテッドグループにジョインしました『SMRAT GAME』を運営する Smarprise社の代表の五十嵐社長と、
ユナイテッドグループにジョインすることになった背景や今後について、ざっくばらんに対談形式でお話した内容を掲載します。
■ユナイテッドグループにジョインすることになった背景
金子:そもそものきっかけは、トレンダーズの岡本社長からの紹介でしたよね?
五十嵐:そうです。
もともとユナイテッドに興味を持っていて、僕から話をさせて頂きました。
Smarpriseはもともとトレンダーズの社内ベンチャーとして設立した会社なのですが、今後のサービスのために、他社との資本業務提携をしようと考えていたのです。
そこでトレンダーズの社長の岡本さんにお願いをして、ユナイテッドを紹介してもらったことが最初の接点です。
その後のプロセスは驚くほど早かったですね。
あっという間に資本業務提携が決まりました。
金子:資本業務提携ができそうな会社の候補は他にもあったと思いますが、その中でどうしてユナイテッドを?
五十嵐:スマートフォンマーケティングのノウハウをもっている会社がよかったというのがひとつありました。
そこでまず候補は結構限られます。
あとは資金力と投資に対するカルチャーですね。
この3つをかけ合わせたらユナイテッドしかないと思っていました。
僕、新卒でサイバーエージェントに入社したのですが、最終面接の一つ前の面接が当時サイバーエージェントで副社長をされていた早川さんだったのです。
今回の資本業務提携で面接以来の再会を果たしました(笑)
金子さんから見た印象は実際どうでしたか?
金子:出資を検討する際に初めて五十嵐さんにプレゼンテーションをしてもらった時の第一印象としては『久しぶりにこんなにコテコテの営業スタイルを持った人を見た』という感じでした。冒頭のアイスブレイクの仕方からプレゼンテーションの進め方まで。
ただ営業が得意な人って意外とサービスや技術のことに弱い人が多い傾向にあるのですが、その後の質疑応答でいろいろ聞いてみると、市場やサービスに対して深い洞察で非常によく考えられていることが分かりました。実際に事業を立ち上げ大きくしていくためにはその事業のことを誰よりも深く知り深く考えていることが非常に重要なのですが、五十嵐さんは正にそれを体現されていて、素晴らしい経営者だなと思いましたね。
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■実際にユナイテッドグループにジョインして
金子:実際入ってみてどうですか?
五十嵐:「最高」以外に言うことがないです。
金子:(笑)
五十嵐:すごく自由にやらせてもらっています。
自由にやらせてもらっているなか、実際にジョインしてからサービスは大きくグロースしています。
SMART GAMEの0→1をつくったのは僕らですが、1→10はユナイテッドとの資本業務提携のおかげですね。
僕、投資をしてもらうことの大きなメリットは客観的なアドバイスを頂けることで、そういう関係が理想だなと思っていたのですが、まさにユナイテッドはそうで、基本的には全て任せて自由にやらせてくれて、客観的な意見を頂くという良い関係がつくれています。
金子:社内では何か変化ありました?
五十嵐:明るくなりましたね。
オフィスが間借り→レンタル→自前 と事業のグロースと共にレベルアップしていって、それを社員みんなが体感しているということ、もうひとつはサービスが伸びているからですかね。
サービスがうまくいっていないと、みんな下向いちゃいますから。
(8月からユナイテッドと同じ、MFPR渋谷ビルにレンタルオフィスから移転しました)
金子:比較的自由にやれていて、攻めたいときにはユナイテッドのリソースを使って攻められるという状況ですよね。
五十嵐:そうですね。
自由な分プレッシャーがあるのは事実ですが(笑)
金子:早川さんも僕も笑顔で「よろしくね、いがちゃん」って日々言っていますもんね(笑)
五十嵐:それが僕の中でのプレッシャーになっています(笑)
期待していただいている方には応えないといけないなと、本当に思いますね。
■新規事業の考え方
金子:SMART GAME立ち上げの背景や、新しい事業を考える際のポイントやコツについてはどう考えていますか?
五十嵐:二つあると思っています。
一つ目は、バッターボックスに立ち続けることです。
あのイチローですら長年の間3割ヒットを打ち続けているからすごいと言われているのですよ。
ユニクロの柳井さんですら『一勝九敗』っていう本を出している。
突然すごいアイディアが降ってくるなんてことは絶対にないから、とにかく打席に立ち続けること、考え続けることが大切だと思っています。
二つ目は、ゼロから考えないことです。
ゼロから考えようとすると考えられません。
例えばファッションって自分で思いつくわけではじゃなくて雑誌とか見るじゃないですか。
あの人のコーディネートいいな、自分もやってみようって。
でもそれって全身同じアイテム、同じブランドでコピーするわけじゃないですよね。
他人のいいところを取り入れて自分にカスタマイズしたファッションにする。
それと全く一緒です。
SMARTGAMEもこういう考え方から生まれてオリジナリティを構築してきました。
ユナイテッドでも今、新規事業創出のために積極的に動いていますよね?
金子:そうですね。『日本を代表するインターネット企業になる』というビジョンの実現に向けて、現在の中核事業である『アドテク事業』と『スマホコンテンツ事業』を更に成長させるべく取り組んでいますが、更なる成長を遂げるために、将来の中核事業となり得る事業を積極的に生み出していきたいと思っています。その為に、例えば社内での新規事業創出の施策なども行っています。
それを実現するためには組織の成長が大変重要になります。
つまり、事業の成長のためには人の成長が重要ということです。
もちろん社員のみんなの育成というものにもこれまで以上に積極的に取り組んでいきたいと思いますが、一方で五十嵐さんのような社外、グループ外の優秀な人材にユナイテッドにジョインしてもらい、組織を活性化させ、グループを牽引してもらうことも重要な経営上の取り組みだと認識しています。
 
■今後の展望について
金子:今後の展望についてはどう考えていますか?
五十嵐:いちばんの目標は、今の事業領域で世界一のパブリッシャーになることです。
そして、以前から言っていることですが、ユナイテッドグループの中でナンバーワンになりたいです。
金子:グループを牽引するようなグループ会社ということですね。
いいですね。楽しみだなあ。
五十嵐:やるしかないです(笑)
おかげさまでこれだけ資金も人もある状態なので、あとは自分の実力次第だと思っています。
金子:同じグループになったからこそ発揮できる、お互いにとってプラスになるようなシナジーは積極的に発揮していきたいですね。
今後五十嵐さんを始めとしたSmarpriseの皆さんに同社の事業の成長とともに、ユナイテッドのグループ全体においても大活躍してくれることを期待しています。
ご意見・ご感想ございましたら、下記アドレスにお送りください。
press@united.jp
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