2017.01.31

2017年3月期第3四半期決算について

金子 陽三
代表取締役 兼 執行役員
金子 陽三
本日、2017年3月期第3四半期の決算発表を行いましたのでこのブログでも概要を説明します。
<決算サマリー>
2017年3月期第3四半期(4月~12月累計)の決算サマリーと致しましては、
・連結売上高:10,248百万円(前年同期比28%増)
・売上総利益:  2,566百万円(前年同期比9%減)
・営業利益:        757百万円(前年同期比43%減)
・経常利益:        794百万円(前年同期比47%減)
・当期純利益:     368百万円(前年同期比74%減)
となりました。
前年同期比では売上総利益以下の利益項目において減益となっておりますが、
前年同期は投資先の(株)富士山マガジンサービスの上場に伴う株式売却益等により
インベストメント領域で売上総利益が1,703百万円、営業利益が1,658百万円計上されておりました。
注力事業(アドテク事業ならびにスマホコンテンツ事業)が前年同期比93%の増収と
全社の成長を牽引し、インベストメント領域での一時的なキャピタルゲインを除いた事業ベースでの
損益としては過去最高の四半期ならびに累計の利益水準を出すことができました。
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また、計画を上回って事業が進捗しているため、下記の通り2017年3月期通期の業績予想を
上方修正致しました。2016年3月期は営業利益の大部分をインベストメント領域が占めておりましたが、
2017年3月期は注力事業を含む広告領域とコンテンツ領域が営業利益の中心となる計画となっております。
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<アドテク事業について>
注力事業の一つ、アドテク事業の2017年3月期第3四半期累計売上高は5,329百万円となり、
前年同期比66%と高い成長トレンドを継続しております。
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2016年3月期上半期のインベストメント領域でのキャピタルゲインを活用し、アドテク事業の成長に
向けて先行投資を行い大きく増収した前年同四半期と比較して45%の増収、前四半期比では22%の
増収となりました。
引き続き自社プロダクトであるスマートフォン特化型DSP「Bypass」とSSP「AdStir」の成長により、
売上の規模感が大きくなりながらも継続して高い成長を遂げると共に、利益率も安定して推移している
ことから全社の収益にも大きく貢献しております。
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これまでスマートフォン特化型のDSPとSSPを軸に事業成長を遂げてきたユナイテッドの
アドテク事業ですが、当該サービス群で築いてきた強みや体制を生かして、時流を掴み
マーケットにインパクトをもたらせるような新規アドクテク関連プロダクトを今後矢継ぎ早に
リリースし、来期以降より大きな成長を遂げるべく事業に邁進していく所存です。
また今期より出岡取締役が自ら陣頭指揮を取り展開を進めるアジア事業も、着実に
成長を遂げており、将来のユナイテッドのアドテク事業の成長の一翼を担うものと
考えております。
<スマホコンテンツ事業について>
ユナイテッドのもう一つの注力事業であるスマホコンテンツ事業につきましては、
2017年3月期第3四半期累計売上高は2,936百万円、前年同期比175%の増収と、
引き続き「クラッシュフィーバー」、「SMART GAME」、「CocoPPa Play」等の
事業が成長を牽引しております。
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「クラッシュフィーバー」につきましては、上半期に行った約1,100百万円に及ぶ
大型広告投資を経て、10月以降随時リリースしているグローバル版を含め、利益の最大化を
狙う方針で運用を行なっております。
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「CocoPPa Play」につきましてはM&Aによって子会社となり現在は当社に組織統合した
旧(株)ヒッポスラボのメンバーが加わり、ゲーム運営の豊富なノウハウを生かし、運営主体が
ユナイテッドに変わった今期は四半期ごとに過去最高の売上高を更新し、増収に寄与しております。
また上述の「SMART GAME」を運営する(株)Smarpriseやキラメックス(株)、2016年9月には
ゴロー(株)がグループに加わり、各社が増収に貢献すると共に、ユナイテッドの将来の成長を
牽引する事業にするべくグループ全体で成長支援を行なっております。

<2017年3月期の事業方針について>
上述の通り、この度2017年3月期の通期業績予想を上方修正致しました。
前期と比較致しますと、インベストメント領域が大きく減益(△1,548百万円~△1,448百万円)
となるため、連結の営業利益は減益となりますが、昨年度発生したキャピタルゲインを事業にしっかりと再投資し、
その先行投資が功を奏し、注力事業中心の売上・利益構成へのシフトを完遂できる見込みとなっております。
合併を経てユナイテッドが発足し、
「日本を代表するインターネット企業になる」
というビジョンを掲げた2012年の年末から4年が経ちます。
4年の月日を経て、注力事業であるアドテク事業とスマホコンテンツ事業が成長トレンドを継続し、
一定の収益力を持つ事業に育ってきました。
来期以降のユナイテッドの成長、そして「日本を代表するインターネット企業になる」というビジョンの実現に向け、
継続して注力2事業を伸ばしつつ、新規事業への取り組み、新たにグループ入りを果たしてくれた連結グループ事業の更なる
成長、そしてこれらの事業ならびにユナイテッドを牽引するリーダーシップ人材の早期育成に引き続き注力し、
来期までの最後の四半期をきっちり仕上げていきたいと思います。
引き続きご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
ご意見・ご感想ございましたら、下記アドレスにお送りください。
press@united.jp
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