本日、2018年3月期第1四半期の決算発表を行いましたので、このブログでも概要を説明します。
<決算サマリー>
第1四半期決算サマリーと致しましては、以下の通りです。
・連結売上高:3,254百万円(前年同期比4%増)
・営業利益: 321百万円(黒字転換)
・当期純利益: 192百万円(黒字転換)
前期第1四半期はコンテンツ事業において、「クラッシュフィーバー」のTVCMを含む大型プロモーションを実施したため赤字でしたが、本事業が利益回収フェーズに入り連結営業利益は大幅に黒字転換を果たし、第一四半期からしっかりと利益を出す形で今期のスタートを切ることができました。
<アドテクノロジー領域について>
アドテクノロジー領域(※1)のうち旧「アドテク事業(※2)」部分につきまして、2018年3月期第1四半期売上高は前年同期比20%増の1,870百万円で着地致しました。前期において撤退したエージェンシー事業を除いた、自社広告プラットフォーム売上は前年同期比40%の成長を遂げています。年間を通じて最大の広告需要期である前四半期(第4四半期)比では反動減により△19%となっておりますが、堅調に成長トレンドを継続しております。
(※1) 前期のエージェンシー事業撤退により、当期から「広告領域」を「アドテクノロジー領域」に名称変更
(※2) 従前より自社広告プラットフォーム売上+エージェンシー事業における他社DSP売上部分を「アドテク事業」と区分し、注力事業として位置付けていた
今期は拡大する動画広告市場に照準を定め、ユナイテッドでも動画広告売上拡大を目的とした新規プロダクト「VidSpot」への先行投資を積極的に行なっているため第1四半期のアドテクノロジー領域の売上総利益率は低下しておりますが、本先行投資の売上高拡大への貢献は下半期以降になる見通しです。
これまで成長を継続してきたスマートフォン特化型自社広告プラットフォームであるDSP「Bypass」とSSP「adstir」そして第三の矢として「VidSpot」を加え、ユナイテッドのアドテクノロジー領域の事業規模を更に拡大してまいります。
<コンテンツ領域について>
前期までは「スマホコンテンツ事業」を注力事業と位置づけ、スマホアプリを中心としたコンテンツ事業を成長させてまいりましたが、同時にアドテク事業、スマホコンテンツ事業に継ぐユナイテッドの将来の成長を牽引する事業への先行投資を進めてまいりました。これらの取り組みを経て、スマホコンテンツ事業以外のコンテンツ事業も一定の規模感が出てきたことから、2018年3月期より、スマホアプリ向けのコンテンツ事業に限らず成長可能性の高い事業を「成長事業群」と位置づけ、コンテンツ領域を下記の通りのセグメントで開示してまいります。
コンテンツ領域のうち、成長事業群の2018年3月期第1四半期売上高は、前年同期比29%、前四半期比1%増収の1,052百万円で着地致しました。前年同期比では、「CocoPPa Play」、キラメックス株式会社の成長、およびゴロー株式会社の連結子会社化(前期第2四半期会計期間末より連結開始)が増収に寄与致しました。前四半期比では「クラッシュフィーバー」が利益回収フェーズに入り、売上高が減少傾向にあるものの利益面で貢献し、今期通期ではゲーム事業が利益貢献し、非ゲームコンテンツ事業が売上成長を継続する見通しとなっております。
<2018年3月期について>
2018年3月期につきましては、インベストメント領域の業績予想の見通しが困難なため業績予想を非開示としておりますが、2017年5月9日に公表した通り、アドテクノロジー領域、コンテンツ領域、それぞれで増収増益の見通しとなり、連結業績全体としても増収増益を計画しております。
ユナイテッドとして新たなイノベーションを創出するための事業、利益ベース、組織といった基盤がしっかりと整ってきたと認識しております。ユナイテッドを次のステージに引き上げるべく、継続して注力事業であるアドテクノロジー領域とコンテンツ領域の一層の成長に向けて尽力するとともに、ユナイテッドの将来の飛躍を遂げるための既存事業に続く収益の柱となるような新規事業の創出、そしてそれらを牽引するリーダーシップ人材の早期育成に全社一丸となり引き続き邁進していく所存です。
引き続きご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
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