2018.05.08

2018年3月期通期決算について

金子 陽三
代表取締役社長COO
金子 陽三
本日、2018年3月期通期の決算発表を行いましたので、このブログでも概要を説明します。
<決算サマリー>
通期決算サマリーと致しましては、以下の通りです。
・連結売上高:14,444百万円(前期比△1%)
・営業利益 : 1,648百万円(前期比+18%)
・当期純利益:849百万円(前期比△8%)
注力事業の一つであるアドテクノロジー領域は下期より成長が鈍化した結果、売上につきましてはほぼ横ばいで着地致しましたが、コンテンツ領域とインベストメント領域が利益貢献をし、営業利益ベースでは18%の増益となりました。
<アドテクノロジー領域について>
アドテクノロジー領域の通期売上高は7,753百万円(前期比△6%)、営業利益は569百万円(前期比△50%)で着地致しました。
前期撤退したエージェンシー事業の売上を除くと前期比+7%の増収となるものの、需要期である第4四半期において「adstir」の売上高が前年同四半期及び前四半期に比して減少し「VidSpot」の成長も期待を下回ったためadstirの減収分を補うことができませんでした。
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第1四半期以降は「VidSpot」の動画広告在庫の拡充を中心として当該事業に先行投資を実施してまいりました。それに加えて「adstir」において広告配信単価低下の影響により売上総利益率が低下したため、前期比減収減益で着地致しました。
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競争環境の変化やアドフラウドへの主体的な対応を進める中で、「adstir」「VidSpot」「Bypass」の3つの自社プロダクトは想定通りの成長を遂げることはできませんでしたが、中長期の成長のために必要な広告配信ロジックの強化やデータ活用とそれに伴う広告効果の改善、そしてそれを実現するための組織力の向上といった、結果に表れづらい各種施策を行ってまいりました。
また、既存の各プロダクトで得た知見や運用ノウハウ、技術を活かした新規プロダクトの企画や開発を推し進めております。
2019年3月期におきましては、上記の既存プロダクトの改善と新規プロダクトのリリースを通じて再度アドテクノロジー領域の成長を加速すべく全力で取り組んでまいります。
<コンテンツ領域について>
コンテンツ領域の通期売上高は5,785百万円(前期比+4%)、営業利益は1,105百万円(前期比+117%)と大きく増益で着地致しました。
コンテンツ領域のうち、成長事業群(下記図)の通期売上高は前期比+9%の増収で着地致しました。
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出資先のワンダープラネット㈱との共同事業である「クラッシュフィーバー」に対し総額11億円の大型広告投資を行った前年同期の反動によりゲーム事業は減収となりましたが、グループ会社を中心とした非ゲームコンテンツ事業群は順調に成長を遂げることができました。
ゲーム事業における既存タイトルにつきましては、プロモーションコストを抑制しながらも、計画よりも売上高の逓減率を抑えて推移したため、全体では前期比増収増益で着地致しました。

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上記グラフの通り第3四半期、第4四半期と開発投資を強めておりましたオリジナルゲームタイトル「東京コンセプション」の事前登録の受付を本日より開始致しました。2018年夏頃のリリースを予定しております。
ゲーム事業につきましては既存タイトルに加え「東京コンセプション」の開発、そしてさらに新たな新規タイトルの開発を行なっております。新規タイトルを継続的に開発し続け、ヒットタイトルを生み出し、大きなリターンの創出を目指します。
成長事業群の中の非ゲーム事業につきましては、既存サービスの成長角度を高めるとともに、新規サービスを順次立ち上げ、右肩上がりの成長を志向してまいります。
<2019年3月期の方針について>
ユナイテッドの今期の全社テーマは「UNITED2.0」です。
経営統合を通じてユナイテッドになったのが今から5年半前。アドテクノロジー領域とコンテンツ領域を事業の柱に、チームユナイテッドとして一丸となり事業成長に取り組み一定の成長を遂げてまいりました。
「日本を代表するインターネット企業になる」というビジョンの実現に向けて、飛躍的な成長を遂げるためのとても大切な一年として、今までの延長線上ではない取り組みや変革を遂げるべくこの全社テーマを設定しました。
アドテクノロジー領域につきましては、市場環境の変化を受け、既存プロダクトの事業戦略の見直しやそれに基づくバージョンアップを図り再度成長フェーズに入るための取り組みを行います。また、VidSpotのさらなる成長や市場ニーズに適した新規プロダクトの連続的なリリース、そのための先行投資を行い、当該領域の中長期の事業規模拡大を目指し積極的に事業を推進してまいります。
コンテンツ領域につきましては、新作ゲームタイトル「東京コンセプション」のみならず、継続して新規タイトルをリリースすべく開発体制を強化し、ユナイテッドの強みを活かしたゲーム事業展開でヒットタイトルを生み出し、中長期の飛躍的な利益貢献を目指してまいります。また、非ゲーム事業においても新規サービスのリリースや既存事業の成長のために積極的に投資をしてまいります。
インベストメント領域につきましては、体制の強化を実施し積極的な投資活動と投資先支援を行い、中長期で一定規模以上の収益貢献を行うべく注力事業の一つとして取り組んでまいります。
最後にその他事業といたしまして、仮想通貨取引関連事業への参入、社内での新規事業創出の取り組みの強化、またM&Aによる事業ポートフォリオの拡充も行ってまいります。
2019年3月期は、連結業績全体として増収増益を計画いたしますが、
・インベストメント領域
・上半期中にリリース予定の新作ゲームタイトル
・仮想通貨取引関連事業
など、通期業績を現時点で合理的に予測することが困難であり、また業績に与える影響も大きいことから業績予想は非開示とさせていただきました。
合理的に予測することが可能となった段階で、速やかに開示させていただきます。
何れにしても、各事業領域において徹底的に投資を行い、リソースを投入し、皆で事業成長に集中する、
ユナイテッドの今後にとって節目となる重要な一年になると考えています。
「日本を代表するインターネット企業になる」というビジョン実現に向け、大切なこの一年を社長として責任を持って事業推進と組織作りを行うことをお約束するとともに、「チームユナイテッド」としてメンバー全員で事業に邁進いたしますので、引き続きご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
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金子 陽三

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