2019.10.31

2020年3月期第2四半期決算について

金子 陽三
取締役 兼 執行役員
金子 陽三
本日ユナイテッドの2020年3月期第2四半期の決算発表を行いました。
このブログでも決算の概要を説明いたします。
<決算サマリー>
上半期累計決算サマリーといたしましては、以下の通りです。
連結売上高  :11,305百万円(前年同期比△40%)
連結営業利益 : 2,628百万円(前年同期比△78%)
連結経常利益 : 2,578百万円(前年同期比△79%)
連結当期純利益: 1,273百万円(前年同期比△84%)
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前期第1四半期に投資先であるメルカリの上場があり、売出しに応じて128億円の売上を計上したため、上半期累計では前年同期比で大きな減収・減益となっておりますが、前期及び今期の数値から上記株式売却を含むインベストメント事業の影響を除くと+1,287百万円(+22%)の増収、△564百万円の減益となっています。
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前期は昨年8月に開示した中期経営計画の通り「投資期」と位置づけ、ユナイテッドやグループ会社を通じて多くの事業領域で積極投資を行いました。一方、今期2020年3月期は「集中期」として、黒字事業と赤字事業が混在しながらも成長可能性が高い事業に継続的に投資をしていく期として位置づけております。その中で、想定通りに成長している事業がありながらも、第2四半期においても引き続き投資が必要になっている事業や想定を下回る事業が存在することが、上述の増収減益の背景となっております。
それぞれの事業セグメントやグループ会社によって状況は異なりますが、今期下半期におきましては、
・成長性・収益性の高い事業を選別し、集中的に経営資源を投下
・不採算事業については抜本的な対策の実施
を徹底することによって、収益力の改善と来期以降の成長を牽引する事業基盤の構築に取組んでまいります。
<アドテクノロジー事業について>
アドテクノロジー事業の第2四半期の業績については前年同四半期比では3%増収、+102百万円増益で着地しましたが、前四半期比では売上はほぼ横ばい、営業利益は+27%の増益となりました。
前期下半期に続き今期も成長を計画していたアプリ広告領域で、主力プロダクトである「ADeals」が、主にゲーム広告主の予算縮小により前四半期比で減収となりました。ゲーム広告市場が伸び悩んでいる中で、非ゲームアプリ広告主の獲得に注力してまいりましたが、ゲーム広告予算の減少を補うことができませんでした。
一方でウェブ広告領域においては、プロダクト間の連携強化が奏功し、これまでダウントレンドが継続してきた中で7四半期ぶりに前四半期比で増収となりました。
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売上は前四半期比でほぼ横ばいでしたが、前期から取組んでいるプロダクト間の連携強化や広告仕入管理の徹底による売上総利益率の改善が、営業体制の強化や新卒社員の配属による前四半期からの販管費増を吸収し、増益に貢献しました。
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ウェブ広告領域についてはこれまで通り収益性改善施策を実施し利益率を高めていきますが、これまで成長に向けて投資を行ってきたアプリ広告領域についても収益性を重視する方針に変更し、短期的にはアドテクノロジー事業全体で収益性を重視した事業運営を行ってまいります。
中期的には、大手広告プラットフォームとの連携や新規プロダクト開発により収益拡大を目指します。
<ゲーム事業について>
ゲーム事業の第2四半期の業績については前年同四半期比では51%増収、△194百万円減益で着地しました。前四半期比では、「東京コンセプション」の運営縮小によりユナイテッドのゲームタイトルは減収となりましたが、ゲームタイトルの新規開発の絞り込みによる開発コストの削減や株式会社トライフォートが受託開発事業へ転換し四半期のれん償却前営業利益が黒字転換したことにより、当セグメントの営業損失額は前四半期比で252百万円改善しました。
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東京コンセプションにつきましては、収支状況を踏まえて事業譲渡による撤退を行いました。既存タイトルの収益性を維持しながら、新規タイトルは1タイトルに絞り込み今期中にリリースを行う計画です。
スマホゲーム市場の市場環境の変化を踏まえ、ゲーム事業特有のボラティリティを抑えながら早期に収益化を実現すべく、既存タイトルの収益維持、1タイトルの新規リリース、トライフォートにおける受託開発に集中して事業運営を行ってまいります。
<コンテンツ事業について>
コンテンツ事業については、①非常に順調に推移している事業、②想定通り進捗しなかった事業、そして③引き続き投資を継続している事業と、事業によって差がある状況が第2四半期も続き、上半期いっぱいは先行投資を継続して行いました。下半期以降は、先述の通り成長性・収益性の高い事業に対して集中的に経営資源を投下するとともに、不採算事業については抜本的な対策を実施して収益化を急ぐとともに、来期以降の成長事業の収益ポテンシャルを最大限高めるべく選択と集中に取組んでまいります。
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<今期の方針について>
今期第1四半期に続き第2四半期も、前期の投資期から集中期への移行期間となり、メルカリ株式の売却を除く営業利益がまだ赤字という状況ですが、上記のセグメントごとの取り組みを通じて収益改善を急ぐとともに、中期経営計画の定量・定性の両目標(※)を実現すべくユナイテッド並びにグループ各社の役職員一同、事業に邁進して行く所存です。
引き続きご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
※2022年3月期を最終年度とする中期経営計画「UNITED2.0」における中期経営目標
・定量目標:チャレンジ目標100億円、コミット目標50億円
・定性目標:UNITEDエンパワーメントプラットフォーム(UEP)の確立
(UEP=起業家・事業家・経営者とスペシャリストが集まり、チームユナイテッドとして成長出来るプラットフォーム)
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金子 陽三

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