2020.04.15

在宅勤務の状況について

早川 与規
代表取締役会長CEO
早川 与規

本年度より役員が交代で執筆することになりました本ブログ、今回は私・早川からユナイテッドの近況をお伝えします。

ユナイテッドでは新型コロナウィルス感染防止の為、約1ヶ月半前の2月27日よりグループ会社を含めた全員を原則在宅勤務の対象としました。関係者の皆さまのご協力や、チームユナイテッドのメンバーの創意工夫や努力もあり、幸いにして現時点で「オフィスが全面閉鎖された場合においても業務が完結できる体制」を構築することができました。本日4月15日時点において、ほぼ全員が在宅勤務に移行しています(郵便物の確認等、やむを得ない場合のみ若干名のメンバーが断続的に時差出社しています)。少なくとも今回の緊急事態宣言の期限である5月6日までは在宅勤務必須期間とし、それ以降についてもまずは社員とその家族の安全と健康維持を第一に考えた判断をしてまいります。

また、前回の金子のブログでもお伝えしたとおり、本年は12名の新卒社員が入社しました。5月上旬まで実施予定の配属前研修についても、全てオンライン上で完結するようにプログラムを変更しており、現時点で問題なく研修が進んでいます。私も4月1日にはオンライン越しに彼ら・彼女らにメッセージを伝え、頼もしいエネルギーを感じました。ただやはり直接顔を合わせる事ができないことは残念であり、新社会人となってからまだ一度も出社していない状況も気の毒です。いきなり厳しい条件に直面しているわけですが、社会人として前向きな気持ちの維持に努めてほしいと思います。

そして、今回急遽全社的に在宅勤務を実施したことを受け、状況を把握するために、原則在宅勤務となってから約1ヶ月が経過した3月下旬に社内アンケートを実施しました。その結果、当該時点における在宅勤務のメリット・デメリットが見えてきました。

以下に、その一部を抜粋してダイジェストをお伝えしたいと思います。

まず「業務効率」に関しては、「上がった」という回答が40%、「変わらない」が35%、残り25%が「下がった」と回答。75%が出社時と同等、それ以上の業務効率となっている事がわかりました。「下がった」と回答した理由の自由回答の中に、机や椅子、PCのモニター、オンライン会議のためのヘッドセットが無い等、自宅で仕事をする環境が十分に整っていない事に起因しているものがありました。ユナイテッドでは、直ちにこの状況に対応すべく、3月30日に「全従業員を対象に一人当たり5万円を上限とする、在宅勤務サポート費用の支給」を実施、環境改善のサポートを行いました。このサポートについては、最終的に全体の約半数程度が利用する見込みです。

次に、今後も在宅勤務を行いたい(可能な限り〜週2、3回迄)と回答した人が76%、その頻度を週1回まで含めると89%が在宅勤務を希望しています。その自由回答の内容を見てみると、在宅勤務のデメリットとしてやはり一番懸念されるのはメンバー間のコミュニケーション量の低下です。そのような状況下にあって、コミュニケーション量の低下を補うための動きが自然発生していました。業務時間におけるオンライン会議ツールの常時接続や、インターネット業界で既に一般化しつつあるオンライン懇親会についても、エンジニア陣を皮切りに早い時期から開催されていました。このように公式、非公式問わずオンライン越しのコミュニケーション強化策が自発的に生じています。

今後も在宅勤務が長期化することにより、様々な課題が発生すると考えられます。引き続き随時アンケートを実施する等、状況把握することにより課題に対してスピード感を持って対処し、在宅勤務を前提とした成果の最大化を目指します。またこれらの回答結果から得られた示唆を基に、緊急事態宣言期間後においても、各個人がパフォーマンスを最大限発揮できる環境で働くことのできる環境を追求し、適切なマネジメントを行うことで組織としての進化成長を図ります。

幸いなことに、上記のとおり事業運営に関しては現時点で大きな支障は出ていません。ただし、今後の業績動向の見通しについては、予断を許さない状況であることは間違いありません。特に今後の広告需要の変動(アドテク事業)や資本市場の動向(インベストメント事業)については注視が必要であると考えており、継続して細心の注意を払い経営判断をしてまいります。

一方で、新型コロナウィルス感染予防対策として、オンライン診療やオンライン学習など既存の産業分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の動きが社会全体で加速しています。このような社会動向を受け、オンライン上でプログラミング学習を提供するグループ会社のキラメックスが、緊急事態宣言で休校・休業要請を受ける学校や学習塾などの教育機関へプログラミングの自宅オンライン学習システムの無償提供を開始しました。学習意欲の高い小学生〜高校生に対して、自宅における学習機会の提供をしたいという想いから開始したこの取り組みには多くの反響をいただいており、キラメックスが提供する「TechAcademy」のようなオンライン学習サービスへの要望の高まりを強く感じます(余談ですが、私自身も5月の大型連休期間中はTechAcademyを受講します)。

社会や経済の動向は、しばらく先が読み辛い状況が続きそうです。短期的には後手に回らぬよう集中して考え抜き、先手先手で動きつつ、一方で目の前の事象への対処だけに終始せず、新型コロナウィルスが去った後の社会の姿を想像しながら、ユナイテッドの成長に向けた戦略策定に取り組みます。心持ちは前向きに、ダーウィンが言ったという「変化に対応できるものだけが生き残れる」という言葉に学びたいと思います。

最後になってしまいましたが、新型コロナウィルス感染者の皆さまの一日も早い回復をお祈りすると共に、医療関係者の皆さま、私たちの日常の生活基盤を支えるために今も出勤を続けられている皆さま、そして各方面で新型コロナウィルスへの対処にご尽力いただいている多くの皆さまに、心より感謝申し上げます。

記事一覧へ
早川 与規

OTHER ARTICLES